
- こだわりのおうちを作りたいけどオプション費用が気になる
- 標準仕様にもオプションにも記載がないことってできるの?
- 無料でできるこだわりの仕様が知りたい!
ここではオープンハウスのセミオーダー住宅の施主向けに、標準仕様ブックに記載されていないけど実は無料できることの中から、実際にやって良かったことを6つご紹介します。
この投稿で分かること
- 標準仕様ブックに記載がない内容
- オプション費用を抑える代替案
標準仕様ブックが全てではない
オープンハウスでセミオーダー住宅を建てる方のオプション金額の平均は300~400万円です。
家づくりはこだわりたい!という方も、できればオプションの価格は抑えて、標準仕様でできることをやりたいですよね。
実は標準仕様のブックは全てを網羅しているわけではありません!
「それ標準仕様内でできますよ」と言われるものが多々あるのですが、まずはこちらから「〇〇できますか?」と伝える必要があります。
そこで、今回は標準仕様に載っていないけど無料でできた&やって良かったことを6つ紹介していきます。
- 窓のクロス巻き
- 壁の厚み・長さの微調整
- 収納扉の上付け
- キッチンの腰壁下げ
- トイレの二重壁
- 斜めの玄関框

- この内容は2024年時点のものだよ。
- 地域によって内容が異なることもあるので注意!
1.窓のクロス巻き
窓の下方向の1辺のみ木枠をつけ、その他の3辺はクロスで巻く窓枠の仕様をクロス巻きといいます。
昔は標準仕様ブックに載っていたようですが、今は四方枠の窓のみが掲載されています。
クロス巻きは四方枠と比べ、クロスが剥がれやすいというデメリットがあるため、四方枠をおすすめしている印象でした。
アクセントクロスを検討している壁は、窓枠が目立たないようクロス巻きにしたい方も多いかと思います。
我が家もアクセントクロスの面のみクロス巻きに変更しましたが、こんな感じで木枠が主張せず良い感じです!

アクセントクロスを検討している方はぜひクロス巻きにしたいと伝えましょう!
2.壁の厚み・長さの微調整
壁の厚みは外壁・内壁でそれぞれ決まっています。
壁には柱が入るため基本的には厚みは厚くすることはできますが、薄くすることはできません。
しかし、柱の不要な壁であれば薄くすることができますので設計士さんに相談してみましょう。
我が家はこれのおかげで、75cm幅の洗面台の両端をピッタリ壁付けすることができました!
また、壁の長さも一般的な910寸法が採用されており、基本的に910mm÷4=227.5mmを整数で乗算した長さなります。
ですが、ちょっとした壁であれば上記のサイズ以外の長さも可能です。
我が家の場合は階段と階段下土間の間に10cmだけ壁を作ってもらいました。

これがあるおかげで、アクセントクロスの切れ目がうまく設定できました!
こちらも検討したい方はぜひ設計士さんに相談してみてくださいね。
3.収納扉の上付け
最近ルンバ収納を作っているお家をたくさん見かけますよね。
我が家も収納内のコンセント設置&扉を20cm浮かしてつけてもらうことで、収納をルンバ基地にしてもらいました。
標準仕様の2200mmサイズの扉枠に、こちらも標準仕様の2000mmサイズの扉を上につけています。
標準仕様の扉が設置位置を変えて問題ないタイプでしたので、すべて標準仕様内でできました!
我が家は夜中にルンバを動かしているのですが、「扉を開け忘れて動けなくなっていた!」とならず、子供も触れない場所なのでとてもおすすめですよ。

4.キッチンの腰壁下げ
キッチンは標準で腰壁が付いていますが、標準の高さは110cm(キッチン天板から25cm)です。
これだと圧迫感があるので、部屋を広く見せるためにフラットキッチンを希望する方をよく見かけます。
ですが、フラットキッチンだと数十万円かかりますので、おすすめなのが腰壁の高さ指定です。
無料でできて、最大で93cm(天板から8cm)まで下げることができます。
我が家は最大限下げてこんな感じです。

もうこれほぼフラットじゃない?と思いました。
圧迫感も全くなく、適度にキッチンの目隠しにもなって一石二鳥でおすすめです!
5.トイレの二重壁
トイレごリビングの隣は音が気になるからちょっと…という方に朗報です。
石膏ボードを二重で貼ることで防音性アップが無料でできます!
断熱材追加(オプション)よりは効果は落ちますが、トイレに面した壁の横にいても音はほとんど気になりません。
リビング横トイレにするか迷っている方はぜひ検討してみてください。
6.斜めの玄関框
玄関框は家族並んで座れるように広く取りたい。でもそんなにスペースがとれない。という方におすすめなのが斜め框です。
框を斜めにすることで、直線にするよりも框が長くなります。
参考間取りが通常の框であっても、標準仕様内で斜めにすることができますよ。
ただし、框長さが参考間取りよりも長くなった場合はプラス料金が発生するので注意してくださいね。

我が家は少しだけ斜めにした変形L字の玄関なのですが、この斜めのおかげで靴を履かずに鍵の開け閉めができてとても便利ですよ。
玄関ホールもその分広くとれるのでとてもお気に入りです。
まとめ
最後に、この記事で紹介した内容のまとめです。
まとめ
- 標準仕様ブックはすべてを網羅しているわけではない
- 無料の範囲でもたくさんこだわりをいれることができる
- ブックに載っていない標準仕様は施主から提案する必要がある
いかがでしたか?
標準仕様ブックに載っていなくても、標準仕様内でできることはたくさんあります。
ですが設計士さんからすべてを紹介していただけるわけではありませんので、施主がこういった知識を集めて自ら提案する必要があります。
情報をうまく使って、よりお得に、より良いおうちづくりをしましょう。
標準仕様についてもっと知りたい方はこちらにまとめてありますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!