
- オープンハウスの住宅は辞めておいた方がいいの?
- やばいと言われている理由は?
- 土地はオープンハウスで買ったけど家は他で建てるか迷う
ここではオープンハウスで土地もしくは住宅を購入したor検討中の方に向けて、やばいと言われる理由や他社比較の結果などを解説します。
この投稿で分かること
- オープンハウスがやばいと言われる理由と実態
- 他社ハウスメーカー比較の方法や結果
目次
オープンハウスはやばい?実際のところは?
オープンハウスと調べるとサジェストでよく「やばい」や「後悔」といったマイナスイメージの言葉を良く見かけますよね。
就職の話もかなり含まれていると思いますが、オープンハウスの住宅を検討している・契約済みの人は、これをみて不安を感じることがあるのではないでしょうか?
実際に体感したことや、他のオープンハウスで契約した経験のある方々の意見をもとに実際のところどうなのかを説明します。
やばいと言われる要因の8割くらいはオープンハウス・ディベロップメントの営業マンと思われます。
とにかく営業が凄いです。我が家は他にも5社くらい並行で検討していたのですが、営業の電話の半分はオープンハウスでした。
希望に近しい物件が出てくるたび「こんな物件でますけどどうですか?」という連絡が来てました。頻度は他者と比べ圧倒的なので、このあたりが気になる人にはかなり不評です。

また、良くトラブルで見かけるのが、注文住宅の営業トークです。
営業担当は家づくりのルールは曖昧なことがほとんどです。
「セミオーダーなら増床できます!」「バルコニー増やせます!」などなど、なんでもできるようなことを言われます。しかし、それにはオプション費用がかかってきますし、そもそも建築基準や許可の関係などでやっぱりできませんでしたというトラブルが多いです。
「○○な家ができます」の裏には、高額オプション費用が掛かる・一定の条件が必要な場合があるということに注意したほうが良いです。
ですので、建物に関する営業トークは鵜呑みにせず、自分で情報収集したり確認をとるようにしましょう。
セミオーダー住宅でできること・オプションの内容や費用については、こちらの記事で紹介していますので、参考にしてください。
一方で、その他のローン担当者や住宅担当のオープンハウス・アーキテクトの方、設計士さんなどはとても真摯に対応してくださる方ばかりで、特に悪い印象はありませんでした。
誰にあたるかというガチャ要素もありますが、建築に関わる方々には良い印象を持っている施主が多い印象です。
ここまでは人の話でしたが、建物のレベル・品質・価格はどうなのでしょうか?
建物に関しては、他者比較を行いましたのでその結果を元に解説します。
他社ハウスメーカー比較してわかったこと
我が家の場合は、希望の土地がなかなか見つからず困っていたところ、オープンハウスから希望する土地の売却情報を先行で教えていただきました。
これほど良い土地はもうないと思い購入にいたったのですが、建物のみ他社ハウスメーカーに乗り換えた話をたびたび聞くようになり、「もしかしたら他社で頼んだほうが高性能で安価に建てられるのでは?」と不安になりました。
土地の契約から建物の契約までに時間があり、他社で建物を建ててもOKともいわれていたため、いくつかのハウスメーカーと比較を取ることにしました。
その時の比較方法や、比較してわかったオープンハウスのメリット・デメリットを解説していきます。
他社比較の方法「タウンライフ家づくり」
他社比較には様々な方法がありますが、1社1社調べて連絡して見積もりを出してもらって...というのは面倒ですし骨が折れる作業ですよね。
そこで、我が家はおすすめハウスメーカーに一括見積を取ることができる「タウンライフ家づくり」を利用しました。要望をもとに間取り図の提案も行ってくれるので、既にハウスメーカーを決定している方にもおすすめのシステムです。
「タウンライフ家づくり」では以下のメリットがあります。
メリット
- 短期間で複数のハウスメーカーから見積もりをとれる
- ハウスメーカーの知識が少なくてもOK
- 手間が少ない
まずはSTEP1の要望選択です。家族の人数や階数、予算などの家情報→坪数などの土地情報→家のエリア情報→その他要望 (→ある場合は間取り図) →連絡先情報を順に入力します。
より詳細な間取り図や見積もりを出すため、「その他要望」の欄はしっかりと詳細に書いておくのがおすすめです。
次にSTEP2の会社選択です。STEP1の情報をもとにおすすめのハウスメーカーを7社程度選んでくれます。その中から、家づくり計画書を申し込みを行いたいハウスメーカーを選択します。
我が家はトータル10社申し込みましたが (笑)、ハウスメーカーはハイコスト・ミドルコスト・ローコストの3ランクがそれぞれ含まれていれば、3社だけでもかなり比較になっておすすめですよ。

これで申し込みは完了です。あとは申し込んだハウスメーカーから順次SMSやメール・電話で連絡が来ますので対応しましょう。
より詳細な間取り・見積もりを出すためにはきちんとコンタクトをとることが重要ですよ。
以降では、比較対象として以下の3社とオープンハウスの比較してわかった特徴やメリット・デメリットを紹介します。
- ハイコスト : 積水ハウス
- ミドルコスト: アキュラホーム
- ローコスト : 地元工務店
- ローコスト : オープンハウス
積水ハウス
ハイコスト住宅の積水ハウスでの見積もり金額は5000万円でした。
ハイコストランクのハウスメーカーは、工場でユニット(部屋など)を機械で生産しています。そのため、資材のカットミスや釘の打ち損じなど、人的ミスが発生しないこともあり、耐震性は業界トップクラスです。
また、積水ハウスの住宅は鉄骨造なので、もちろん木造よりも頑丈です。木造建築では難しい大きなオーバーハング (2F以上部分が外へ張り出した形) も可能です。
住宅性能は耐震等級3で、断熱性能もZEH基準を満たしていますが、工場生産のため工場の維持費等で建物代がとても高額ですね。
高額でもよいのでとにかく耐震や断熱・機密性を重視したい方にオススメです。
アキュラホーム
ミドルコスト住宅のアキュラホームでの見積もり金額は3500万円でした。
ミドルコストのハウスメーカーは、現場で資材のカットや組み立てを行います。そのため、大工のレベル差が仕上がりに影響することがあります。
一方でアキュラホームでは、高ランクの大工を厳選して雇っているためローコストメーカーと比べて安心感はありそうですね。

標準仕様で耐震等級3かつZEH基準も満たしていることから、性能面ではハイコスト住宅と遜色はありません。また、太陽光パネルの設置費も見積もりに含まれるので、日当たりの良い住宅であれば、余った電力の販売もできて長期で考えると光熱費を安く抑えることができます。
住宅性能は高い方がいいけど価格は抑えたいという方にオススメです。
地元工務店
店名は伏せますが、ローコストにランクする地元工務店を紹介します。
ローコスト住宅の地元工務店での見積もり金額は2400万円でした。
地元工務店の良いところはハウスメーカーと比べて自由度が高いところです。
ハウスメーカーですと基準となる寸法(910mmなど)が決まっており、自由な間取り設計ができないことが多いですが、地元工務店では好きなサイズにすることができます。
一方で、耐震等級1・断熱等級4と住宅性能に関しては最低限のランクです。
以上のことから、地元工務店は間取りにこだわりの強い施主にオススメです。
オープンハウス
オープンハウスはローコスト住宅にランクします。
オープンハウスは土地で利益を得ているため、建物代の安さはローコストハウスメーカーの中でもトップクラスになります。
一方で、住宅性能は地元工務店と同様に最低限のレベルですが、オプションで性能アップは可能です。構造に関するオプションの内容や価格はこちらの記事で紹介しています。
また、完全な注文住宅ではなくセミオーダーなため、参考間取りから大きく変更するとオプション代が高額になっていきます。
さて、建物の見積金額ですが、オプション代の平均である300〜400万円を加算しますと、建物の見積もり金額は1900万円となり、2000万円未満となりました!
以上のことから、我が家のように下記のリストに当てはまる人にオープンハウスはとてもオススメですよ。
こんな人におすすめ
- 住宅性能にそこまでこだわりがない
- できるだけ建物価格を抑えたい
- イレギュラーな間取りを希望していない
- ランニングコストよりもまずは初期費用を抑えたい
まとめ
最後に、この記事で紹介した内容のまとめです。
まとめ
- オープンハウスがやばいと言われる要因は営業マンであることが多い。
- 建築に関わる方々には良い印象を持っている施主が多い。
- メーカー決定の前に他社比較をしておくことが大事。
- オープンハウスは性能や間取りにこだわりが強くない・価格を優先したい人におすすめ。
いかがでしたか?
オープンハウスは良いうわさをあまり聞かなかったので正直不安ではありましたが、担当者の方々がとても良くしてくださり、今のところ悪い印象はありません。
少しずつ社内でルール化が進んで、改善されてきているのかもしれませんね。
オプションについてもっと知りたい方はこちらにまとめてありますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!